2009-01-01から1年間の記事一覧

永劫に向けて

秋に迫る久万美術館での展覧会の関連ワークショップ。答えが見えないワークショップに敢えて挑戦。(美術館のログはこちら → )写真に写っているオバケカメラ(発案:佐藤時啓氏)を用いて写真機と目の構造の説明をし、写真の歴史を説明し、本題へ。事前に「…

『流光の音をたどれ』

川口アートファクトリーで、モケレンベンベ・プロジェクトの舞台が上演されています。今回のテーマは「アイヌ」。まだ見ていない人のためにストーリーは書けませんが、「アイヌ」って聞いたことがあるけど実際わからない、と思っている人には是非見てもらい…

山中信夫を見る

多摩美にて山中信夫にまつわる特別講義が行われた。八王子校舎から上野毛校舎へ急いで駆けつけ、山本和弘さんのレクチャー終盤を聞き、8時頃から総勢100名くらいで多摩川河川敷へ向かう。38年前、山中信夫が実践した「川を写したフィルムを川に映す」…

ようこそ!大先輩

朝9時から多摩美。髪が長くて、サングラスかけて、バンダナ巻いて、古めかしい格好の青年がギターを持って座っている。「汚い学生だなー。」と思いながら、よぉぉく見ると竹中直人。他の学生は誰も気付かず目の前を素通りしていく。「にじいろジーン」(土…

ねむの木

島尾敏雄の宮澤賢治論を読んでいたら、ねむの木をすごく見たくなってしまいました。さいかち淵の向かいにあるというねむの木は、今ごろ、咲いているだろうか。岩手に行きたいなぁ。 2年前、石丸さんと見たベネチアのねむの木を思い出しています。広島に行き…

坂倉準三展

水曜日、ふと鎌倉と横浜へ出かけた。坂倉準三展と横浜の原口典之展のため。梅雨入りしたにもかかわらず、鎌倉には日が差し、風もある。お散歩には気持ちいい気候だった。小町通りに好きな古本屋がある。串田孫一でおなじみの古本屋。今回は宇佐見英治の本を…

「日の丸」を視る目

沖縄の写真家・石川真生さんの展示。ギャラリーのオーナーは昔から真生さんのファンで、今回の展示に至ったとのこと。100点近い写真には、真生さん特有の写真の取り方が表れていて、解説を読みながらだと1時間くらい鑑賞できます。写真集になってほしい…

うんにゃん

幼なじみのお父さんが亡くなった。 幼なじみの彼は、お向かいさんの孫だった。具体的な記憶は遡れないけれど、人生ではじめてのおともだちだったような気がする。私は彼のことを「うんにゃん」と呼んでいた。名前は「もとき」君だったから、なぜ「うんにゃん…

私を呪うものとは?

一年は早いけれど、一日はこんなにも長い。最近は、そんな日々を過ごしている。 10時起床。10時45分、雨の中、傘をさして自転車で歯医者へ向かう。11時半帰宅。洗濯と部屋の片付け。13時シャワーをあびて、13時45分家を出る。14時お茶の稽古…

〔トク!〕沖縄

沖縄から帰ってきて、昨日は大学、今日も朝から多摩美の暗室。久しぶりに港さんに会って充電。今月の残りは大人しく籠ります。 同居人が来月沖縄へ観光へ行くというので、その内容を聞いてみると、とても安い。名鉄観光のツアーで、もちろん?スカイマークだ…

沖縄

沖縄でのイベントのいくつかを紹介。 その1−。 比嘉康雄展プレイベント シンポジウム「原点沖縄 写真から/写真へ」 5月17日(日) 14:00〜18:00@沖縄県立美術館 講堂(3F)基調講演:「沖縄の戦後写真」仲里効 映画上映:「カメラになった男 写真家 中…

久高

8日 下北→羽田 SKY511便 那覇空港 そば 須藤さん 平敷さん 1630安座真港 ナビィさんの手料理 スイカ 1800久高島 ナエさんに挨拶 栄子さん 交流館 伊豆さん しげるさん 柴田さん シャコ貝 サザエ 玉那覇さん 理子さん 局長 日本酒 12時就寝9日 ハンジャナシ…

久万(春)

春の撮影。撮影に行くというより、人に会って話すことの多かった4日間。85才を超える長命さんに会うことが、自分のおじいちゃんになかなか会いに行けなかったことに対しての罪償いのような気持ちもある。私が出かける2、3日前に、この季節異例の霜が降…

石鎚山

一人、西日本最高峰石鎚山に登ってきました。土小屋という登山口から頂上まで4、6キロ。始めの4キロくらいはなだらかな傾斜を歩くものの、残りの0、6キロは直滑降の岩肌を鎖にしがみついて上がるというもの。ゴールデンウィークということもあって、鎖…

イワト塾

製本ワークショップに出かける。なにかとお世話になっている4(四釜さん)と8(八巻さん)。水牛とも縁の深いシアターイワトでのイワト塾。これは行くっきゃない。リトルマガジン「イワト」の最新号を、折って切って閉じるという行程。無心になって手を動…

歸去來兮(2)

(歸去來兮辭)陶淵明 歸去來兮 歸去來兮(かへりなん いざ) 田園將蕪胡不歸 田園 將に蕪れなんとす 胡(なん)ぞ歸らざる 既自以心爲形役 既に自ら心を以て形の役と爲す 奚惆悵而獨悲 奚(なん)ぞ惆悵して獨り悲しむ 悟已往之不諫 已往の諫めざるを悟り …

歸去來兮(1)

今年9月から愛媛県久万高原町久万美術館にて行う写真展のタイトルが決まった。 歸去來兮(かえりなんいざ)今月12日、山ノ上ホテルにて館長の高木さんと学芸員の神内さん、作家3名で打ち合わせを行った。このタイトルを手渡された時、私の心中は、ホッと…

だるまさん

私の新居(正確には知人の家)の前は、私が25年前に通っていた幼稚園。ちょっと寝坊したときは、決まって子供たちの声で起きる。家に近い巨木を鬼の位置にして、「だるまさんが転んだ」をやっているグループがある。その声は、どんな音楽よりもいい声だと…

春の名残

髪を切りました。半年前に比べると40センチ切ったことになります。反応は、ハクとか山口小夜子さんとかクレオパトラとか?うーん、お三方に失礼ですね。ようするに、おかっぱ、ということ。 学校から帰るときは、いつも谷中墓地を歩いて日暮里駅にでる。散…

兆し

今年が人生の転機となる友人が多い。 結婚をしたさとちゃん。海ちゃん。 子供がうまれる千枝ちゃん、誓ちゃん。ふるちゃん。 奄美に居を移し、大島紬の勉強を始める綾ちゃん。 仕事を辞め、イギリスに留学をする兄。 金婚式を迎えた、お茶の先生。 福島で生…

テレビと鏡

前住んでいた家に置きっぱなしになっていた テレビと鏡を捨てる。不用品回収業者を呼び、見積もりを取ると、テレビ3000円 鏡2000円 足賃3000円 税込み8400円!高い!!「やめます」と言うと、最終的には4500円に。それでも高いな〜、と…

岡山 松山 大阪 京都

山尾三省さんの「聖老人」の能舞台が導いてくれた、つかの間の春旅行。西日本も桜が満開。きれいでした。4月4日 理策さんと面談 14:37品川発―17:56岡山着 のぞみ はるちゃんパパと岡山駅で待ち合わせ 能舞台「聖老人 自然への畏敬を謡う」@月の舞台 伴野…

引越先が決まり、すべての移動が終わった。一年間限定で知人宅の間借りをさせていただくことに。その場所は、私が通っていた幼稚園の目の前で、校舎は建替えているものの、遊具や植物はかつて私が遊んでいた頃の姿がそのまま残っている。昨日、一昨日の二日…

大漁祈願

20代最後の歳となりました。編集作業が続く中、「ヒータチ」という大漁祈願の儀礼があることといくつか届け物があるため、私だけ一泊で久高へ向かった。一人で撮影に行くのは初めての体験で緊張をしていた。 27日最終フェリーで久高入り。玉那覇さんと夕…

材料が揃う

午後からナレーション録り。午前中から脚本の最後の見直しをしていて、ぎりぎりまで書き直し作業をしていたので、録音が終ってホッ。鎌田先生のご指名で初ナレーションに挑む監督も、普段みられない緊張振り。テーク10位でやっとOKが出て早速外で泡盛を。…

破章から生章へ

5日前とは全く違った気候になり、一日中ノースリーブで過ごしています。東京のことを思うと信じられないけれど、もうヤブ蚊がいます。夜はヤブ蚊との戦い!着々と日々、編集作業が続いています。22日に録音の本間さんが入り整音作業を、24日に音楽の鶴…

アイとサチ

鶴見さんからのおみやげ。東京バナナは東京駅や羽田空港を通るとき、必ず素通りするお店。東京でバナナが採れるわけではないのに、どうして東京名菓なのかよくわからないけど、こんな素敵な名前のお菓子があったなんて!高橋あいと鶴見幸代、二人の味が同時…

沖縄

と、いうわけで、今は沖縄です。久高オデッセイ破章、完成にむけて残すところ二週間。鎌田東二さんが担当で行っていた京都造形大スクーリングの学生(といっても57歳)藤田さん、来事務所。来年度以降の久高島スクーリングについて話し合っていた。ここは…

選択

実際のところ、精神的にも肉体的にもダウン。人生の選択肢にぶつかったとき、その悩みの渦中はかなりのエネルギーを必要とする。去年の今頃は本当に大学院に行くことが自分にとって良いかどうか、を、合格発表の9月から入学手続きの4月までの半年間悩んで…

イフンケに守られて

(記憶では)焼酎2杯しか呑んでいないのに、今日はかなり頭が痛い。インフルエンザは治ったようだけど、喉の痛みが抜けず引き続き風邪を抱えている。昨日は数時間暗室に入ってフバワクのプリント。家に帰ると弓野惠子さんから遠山家ライブのお知らせが届い…