山中信夫を見る

多摩美にて山中信夫にまつわる特別講義が行われた。八王子校舎から上野毛校舎へ急いで駆けつけ、山本和弘さんのレクチャー終盤を聞き、8時頃から総勢100名くらいで多摩川河川敷へ向かう。38年前、山中信夫が実践した「川を写したフィルムを川に映す」を、同じ場所で再現するという企画。
一見、川を写したフィルムかと思って眺めていたが、靄のように見えたり複数の層に見えたりする。こちらの意識の問題かと思っても見たけど、実際は手の込んだ映像だということが堀さんの説明でわかった。お客さんの中には38年前に経験した人も数人。フィルム自体は変わっていないが、多摩川の流れの速さや町の明るさは38年前とすっかり変わったから、作品の見え方が違うと言っていた。二子玉川は異常な都市開発をしている街だ。

久しぶりに多摩美関係者に会う。文化庁の野口さんやMTVの寺井さんや副手仲間にも久々。