飛騨金山

夜行バスで6:00名古屋駅へ。そこから藤原さんの車でぐんぐん北上。この日の目的は下呂市金山町の梁谷山(1213m)。岐阜は多治見にしか行ったことがないので未開の地。渓谷沿の国道を走り、ひたすらヤマの襞へと入っていく。

途中、水力発電所があり、そこから先は「東海の水がめ」と呼ばれている岩屋ダムとなる。ダムの建設に先立ち、1970年から1974年まで水没予定地の発掘調査が行われた際には、縄文時代の住居跡や土器・石鏃など多種多様の遺物が発見されているらしい。もちろんいくつかの集落は立ち退きし、ムラはダムの底に沈んでいる。水は哀れにもきれい。


名古屋に流れ着く川の水源地を求める旅。前日が雨だったから、水量も多く、木の根っこから伏流水が流れ出て、そこから川が始まっている。頂上まで2、5キロくらいの山道を木や花の名前を確認しながらゆっくり歩く。五葉ツツジヤマシャクヤクがとてもきれい。新緑と白い花の組み合わせはヤマの神聖さを引き立てている。I'm excited now.と、心の中で連発。トランスするような気持ちよさがあった。見所がありすぎて、下呂温泉には辿り着かず。でも、麓の温泉で充分満足。


数日経った今(5/19)でも興奮している。腰を据えて、アノ作品のことを考えたいなぁ。



みずならと私。