十六夜

今日は、すっかり初夏といった気候。加えて十六夜だから、夜空にきれいな月が上がっている。本当に幸せなことだ。


15日(日)に放送された、ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図」。冬から春にかけて、生命の息吹がぐぅっと地表に現れ、私たちは生きる喜びを感じる季節を背景に、放射能に汚染された里山が映し出される。福島近郊では、山菜を採ることも、川魚を獲ることにも希望がない。養鶏場の鳥が全滅する姿、苗を捨てる姿をみるとやりきれない。命との対話を守ってきた人の真意は、最も尊いことのはずだ。

このことが100年後繰り返されないために、今、大地の声を聞くこと。人間も他の生物も、水を水とし、土を土とし、風を風として感じることが出来るようになるようにありたい。

この映像を残してくれたスタッフに感謝し、無駄にならないよう私たちはどう動くことができるのだろうか。