祝 宮内さん

東京新聞で連載をしていた、宮内さんの「魔王の愛」が伊藤整文学賞を受賞したとの知らせ。丁寧に仕事をしている方のことが認められるのは、心から嬉しい。

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「戦え!」という神の声が、いつも聴こえていた。聖者のなかには、ちいさな悪魔がいた。人間の本性は暴力的なものではないのか。なぜ非暴力を貫けたのか。20世紀を代表する政治家マハトマ・ガンジーの実像に迫る長編小説。死者と対話して、幻の時空をともに歩き、その生きた道を辿る。「あなたの夢見たことには二千億人の夢がそっくり含まれている。そして見えてきたのは、迷いのなかで求め続け、最後まで屈しない人間だった」。
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第22回伊藤整文学賞伊藤整文学賞の会ほか主催)の選考会が9日、東京都内で開かれた。小説部門は角田光代さんの「ツリーハウス」(文芸春秋)と、宮内勝典さんの「魔王の愛」(新潮社)が選ばれた。選考委員の松山巌さんは「作風は違うが、2作とも熱のある作品だ」と話した。評論部門は受賞作がなかった。副賞50万円。贈呈式は6月17日午後5時から、北海道小樽市小樽商科大学で開かれる。 (asahi.comより)