三省祭りのお知らせ

アルバイトが一段落した。この数日はコンビニのおにぎりしか食べていない。ナチュラルローソンのおにぎりやパンはおいしい。と、思ってしまった自分に嫌気がさして、昨日の帰り道は少し落ち込んでいた。

だからなんだ?っていう決意だけど、「コンビニを利用しない」宣言をします。出勤前、お昼時、帰り道と誰もが一日2、3回は立ち寄るコンビニ。でも、本当にそんなに必要なんだろうか?久高島にはコンビニはない。薄暗い商店が数件、あばぁたちのゆんたくの場所としてあって、必要最小限のものでことが足りる。それに比べると、東京は異常だ。

もともと、マクドナルドやファーストフードの味が好きではないけど、付き合いで入るファミレスの味は5年前に比べておいしくなった。コンビニのおにぎりもおいしいと感じる。私の味覚が慣れてしまったのか?化学調味料の進化で味が良くなったのか?  両方だろうが、もっと自分の味覚を大事にしたいから、きっかけとして「コンビニや24時間スーパーを利用しない」のもいいかな。でも、何日続くものか?

そんなことを考えて、駅から家まで歩いていると、いつもは気にかけていなかった個人商店の薄明かりに気がついた。70歳くらいのおばあさんと少し話して、寝酒を買って帰宅。気分が救われた。



今月末、大好きな三省さんにまた会えます。三省さんの3つの遺言はいつも心の中で復唱していたいものです。

1、僕の生まれ故郷の、東京・神田川の水を、もう一度飲める水に再生したい、ということです。神田川といえば、JRお茶の水駅下を流れるあのどぶ川ですが、あの川の水がもう一度飲める川の水に再生された時には、劫初に未来が戻り、文明が再生の希望をつかんだ時であると思います。

2、この世界から原発および同様のエネルギー出力装置をすっかり取り外してほしいということです。自分達の手で作った手に負える発電装置で、すべての電力がまかなえることが、これからの現実的な幸福の第一条件であると、ぼくは考えるからです。

3、南無浄瑠璃光・われらの人の内なる薬師如来。 われらの日本国憲法の第9条をして、世界の全ての国々の憲法第9条に組み込まさせ給え。武力と戦争の永久放棄をして、すべての国々のすべての人々の暮らしの基礎となさしめ給え。

山尾三省 《子供達への遺言・妻への遺言》より
詩人。1938年東京神田生まれ。早稲田大学文学部西洋哲学科中退。77年鹿児島県屋久島に移住。執筆と農耕の日々を過ごす。エッセイ集も数多い。




特別企画「三省祭り」「アニミズム」という銀河へ
1.シンポジウム: とことん語る・山尾三省
日時 : 10月31日(土)13:00〜17:00@神田明神・資料館B1
パネラー: 立松和平 (作家)/長屋のり子 (詩人)/高良 勉 (詩人)/鎌田東二 (京都大学教授)
司会者: 三島 悟 (元 山と渓谷社出版部編集長)
参加費: 前売 2500円 当日 3000円


2.即興演奏+ポエトリー・リーディング: とことん浸る・café SANSEI
日付: 11月1日(日)
時間: 13:30(開場) 14:00〜16:00
場所: 東京自由大学
出演者: KOW (ギター・ヴォイス http://moonsault.net/kow/)/野村雅美(ギター www.purple.dti.ne.jp/miyabis/)宇々地 (古代土笛・他 www.wooji.jp)
参加費: 1500円(ドリンク付)