台風8号原住民地域への救援金の御願い

先日、カムイミンタラで知り合った方からの情報。隣の国だけど、沖縄からすぐの国だけど、知らない事はいっぱいある。ご関心のある方はよろしくお願いします。


台風8号原住民地域への救援金の御願い

2009年8月8日の台風8号は、台湾の南部を中心に甚大な被害をもたらしました。

台湾では「八八水災」と呼ばれる今回の水害は各地に大きな傷跡を残し、救援を待つ人がいまだ多くいらっしゃいます。特に原住民族と平埔族の居住地はこれまで何回にもわたる災害で土壌が脆弱になっていることもあって、ご存じのとおり各集落に大きな被害がありました。亡くなった方、住居や仕事の場をなくした方、いまだ行方不明の方たちが多数にのぼっており、最終的な死亡者数は500名を超えると予測されています。

本会では、以前に台湾中部大地震、そして桃芝台風など過去に何度か救援金募集をしました。今回も皆様からのお力を募りたいと思います。本会の救援金は、他の救援金が目的とするような「今すぐ役立つ」性格ではありません。被害に遭われた方たちにお届けするのはおそらく数カ月先になるでしょう。

しかし、総額にすれば小さな力でしたが、大きく役立った過去の実績があります。過去数回ご協力いただいた救援金のうち、台湾中部大地震の救援金は、台湾の原住民族委員会に57万5千円と2万4000台湾ドル(8万4千円相当)の総額約65万9千円をお渡ししました。また、2001年の桃芝台風(台風8号)の際には、日本順益台湾原住民研究会有志の呼びかけに協力し、台中のユマさん率いるタイヤル女性たちの織物教室建設用に使っていただきました。現在女性たちは、工房で次々に作品づくりに取り組んでいます。彼女たちの力を結集させた巨大なタペストリーは、現在、台東の史前博物館の入口に掲げられています。

当会としては、復興を目指す原住民の集落で、かつ支援の目の届きにくいところを優先に、今後救援金を募りながら世話人で話し合いながらじっくりと選定し、確実に役立つような寄贈先を決めたいと思います。たとえば、村がすべて生き埋めになったと伝えられる高雄県甲仙郷小林村の再建支援などが候補として現在挙げられています。

のちほど、募金専用振込口座を用意しますが、取り急ぎ会費用の郵便振替口座をお使いください。通常の会費と区別するため、郵便振替用紙の通信欄に台湾台風救援金とご記入ください(1口3000円 1口以上をお願いいたします)

郵便振替口座番号 00120−3−569647
(他銀行からの振込は、ゆうちょ銀行口座 店番019 支店名(漢数字の)「0一九」 当座貯金口座0569647 へ)

加入者名:台湾原住民族との交流会

以上、何とぞよろしくお願い申し上げます。

千々岩力、竹尾茂樹、安場 淳、小林岳二、山本芳美、佐保暢子 世話人一同

※「台湾原住民族との交流会」の概要・これまでの活動については、以下をご覧ください。

草風館 http://www.sofukan.co.jp/taiwan.html
台北駐日経済文化代表処
http://www.roc-taiwan.org/fp.asp?xItem=42086&ctNode=3588&mp=202