花粉症対策

10年でスギ花粉2割削減 東京都が花粉症対策で伐採 (共同通信)

東京都は14日、「都花粉症対策会議」(本部長・関谷保夫副知事)を開き、多摩西部の山間地域で発生するスギ花粉の量を、10年間で約2割削減するためスギ林を伐採するなどの発生源対策を決めた。2006年度予算に対策費として、27億円を盛り込む方針。
対策では、約3万ヘクタールあるスギ林のうち、(1)林道近くにある1万2000ヘクタールは100年ですべて伐採し花粉の少ないスギに植え替える(2)残る1万8000ヘクタールは50年かけ一部を伐採し広葉樹との混交林にする−など。
首都圏では4人に1人が花粉症患者。スギ花粉の発生源は、多摩地区以外に埼玉など近隣県にもある。石原慎太郎都知事は、首都圏の8都県市首脳会議で連携して対策に取り組むよう提案しており、首脳会議は10月、花粉症対策の推進を国に要望している。