父のこと

広島から帰ってきた。
楽しみに行ったはずの今回の旅行。結局すごい疲れとともに帰ってきた。

旦那さんが元(株)マツダスピード 代表取締役社長で、東京にいたとき家族ぐるみで仲の良かった夫婦の家にお世話になった。酒祭りでは、私と母と奥さんと3人で呑んでいて、50mくらい離れたところで旦那さんとその会社の部下達が呑んでいた。お酒は1000円で全国900種類のお酒が飲み放題なのだけど、人気のある新潟や富山のお酒は並ぶし売り切れ続出。どうしようか、と悩んでいると旦那さんの部下の人たちが続々とお酒を運んでくれる。そのときはどうも〜、と言って嬉しく頂戴していた。
後で聞くと、マツダスピードの中では私の父はすごい人だったらしく、だからお酒を運んでくれていたのだと知った。最近、考えすぎている父の存在。複雑すぎて疲れてしまった。

家族の中の父。仕事の中の父。男としての父。母と結婚していた父。私には別人としてしか見えない。同一人物として見るのは困難で、子どもの時に知らなかった父の姿をもっと知りたい。

知らないということは混乱を招く。疲れる。疲れる。疲れる。ひとまず父の本を読もうと鞄に本を入れた。