作品を作る時の幸せ

10:40 作品を作る時の幸せなど最近、共同で企画を立ち上げていることが続いている。 おととい、ひとつ舞台の制作が終わって、なんか、今は、背中が堅く板のようになって疲れている。

先々週は、「寿」
先週は「悲劇の恋/歌」

ふたつとも、制作や企画側。 思いっきり泣きたいぐらい、全身麻痺をしている。 でも、多分そうやっていくことを、私は楽しんでいるし、やりがいのあることだと思っている。


「悲劇の恋/歌」では、 詩人、作曲者、歌唱と流れの中に3人いて、 役割が三分の一ずつと言っていたけど、その 関わりの中に緊張感があった。壊さずに作る 緊張感。練習の中ではぶつかりあっている時 もあったけど、それはうらやましくもあった。 私は、そこの場所にずっといるのだけど、割 り入ってはいけない。見ている側にも緊張感 は常にあった。 コラボレーションという言葉は沢山あって、 私はけっこう容易に使ってしまうのだけど、 簡単なことではなく、とてもエネルギーを使 うことなのだと、ひしひしと感じた。 こういう現場は、いいものだ。 同じ内容で他の場所でやってみると、また、 違うものが生まれる。 色んな所で展開したいと思っている。


舞台やインスタレーションなど、空間を使った作品の面白さはここにある。いや、美術での音楽でも全ての作品と呼ばれるものには、その面白さが必ずある。作品を作る上大切な部分だと心して思う。

素敵な人がまわりに沢山いること。 そういう人と一緒に仕事ができること。 とても幸せに思う。