隣国について

この数日、韓元彩「脱北者」を読んでいる。自分が20歳を過ごしていたころの話だけど、その頃は気にも掛けなかった隣国の状況にただ、打ち拉がれる想いになる。安世鴻さんの写真展と出会ったあと、戦前から日本が韓国・中国を植民地化した流れをどうしても知らなくてはいけないと想い、その延長で北朝鮮についても文献をあさっている。結果、連日、私自身は嘔吐をしてしまい、生きている心地がしない現実がある。知ることで乗り越えられるのだろうか。

本を読みながら地名を地図上で追いたいと思い、Google mapを開いてみたが、北朝鮮は航空写真はあるものの、地名を明記していないことを知った。航空写真は冬ということもあるが、寒々しい写真だった。