伊江島3日目

(書き途中)2月21日 8時起床。高橋は二日酔いで不機嫌。味のない卵焼きや味の濃いきんぴらを作り、自己嫌悪に陥り、10時までふて寝。そのあと、昼の海へ出かけ、高橋とショウジロウ君とキョウイチロウさんは下着で海へ。遠泳をし、くたびれて海から上がると、砂にハマり車輪を空回りさせ、もがいているゆうじさんがいる。JAF男手4人でなんとか救出。宿に戻り、シャワーを浴び、イベント会場になっている伊江島福祉センターへ向かった。
13:30 昨日と同じ顔ぶれと、村長さん始め島の住民が5名程。映画「1/4の奇跡〜本当のことだから〜」の上映と、ゆうじさんとキムさんの基調講演と質疑応答。浩子さんの締めの言葉で会は終了。島の人の集客を期待していたようだったが、なかなか集まらずそのことはとても残念だった。夕食の時間までサイクリング。集団自決のガマへ行ってみたいというゆうじさんの願いを叶えられる場所を考えていたが、ガマは崖の影にあるから車いすで行くことは不可能で、その崖の雰囲気を見れる場所として千人洞へ向かった。途中、牛小屋やタバコ畑など、伊江島の顔を見ながらちょっと長いサイクリング。車は入れるところまで降りて、浜辺から夕日を眺める。久遠の音に耳を澄ませると、美しさと哀しさが押し寄せる。ゆうじさんの胸の中には、どんな音が響いていただろうか。
日が暮れて、宿へ帰る。車輪が砂にハマった時から、ゆうじさんの後部車輪の調子が悪い。東京では暴走族のゆうじさんが、びっこをひくように、走っていた。
土の宿に帰るとおいしそうな餃子の臭い。今日は日本舞踊や三線などを楽しんだ。キャンさん(脳性麻痺障害者)の三線で「イムジン河」には涙が流れた。スペシャルゲストでゆうじさんの甥・ショウジロウ君のダンスで幕を閉じた。全員で記念写真を撮って、この2日間のイベントが終わった。