Blazing A New Trail


Title; Blazing A New Trail ~ towards the day when miracles become commonplace ~
Date; Saturday, September 14
Time; 3PM & 7PM
Place: Sanshin Zen Community
Charge: $8

Synopsis;
Can you hear body's voice and feel its surviving power?
Toshiya Miyata, who was a teacher at the school for special needs children suffered a brainstem hemorrhage. He was supposed to be in coma for the rest of his life, but his friend and colleague, Katsuko Yamatoto believed he should have consciousness and tried to communicate with him. Now he is able to talk with a communication device and to take a walk in wheelchair. There are ways to recover from a state of locked-in syndrome but we have not recognized many possibilities yet. Turning despair into hope, this documentary is a symphony of hope.

引越ました

鷺宮大泉学園大泉学園→東長崎→江古田→江古田→石神井公園氷川台大泉学園アメリカ合衆国インディアナ州アメリカ合衆国インディアナ州大泉学園(帰国後)というわけで、最近、人生10回目の引越を終えました。大泉学園(帰国後)のあとは、どこへ行けるかわかりません。

葛飾北斎さんは人生で70回以上もの引越をしていたとのこと。瀬戸内寂聴さんは、同じ場所に2年以上住むことができないそう。

久高オデッセイHP

私が制作で関わっている沖縄県久高島のドキュメンタリー映画「久高オデッセイ」ホームページを少しずつですが見やすいものに更新しております。是非ご覧下さい。アドバイスやリクエストなどありましたら、よろしくお願い致します。

http://www.kudakaodyssey.com/

賢治さん

Bloomingtonに来て一番良かったことは三心寺というお寺と出会えたこと。まだまだ勉強不足ではあるけれど、背伸びをせずに過ごせる場所に出会えたという実感がある。僧侶の奥さん、奥村優子さんとの出会いもとても大きかった。彼女を通して、日本で考えていたけれど答えが見つからなかったことの多くに辿り着いた気もしている。その一つに「賢治の学校」という雑誌を紹介してくれたこと。加えて、そのことを、日本の知り合いに話しているうちに、あれよあれよと、「賢治の学校」DVDを送って頂けることになり、英語字幕がないので、日本人の数名で鑑賞会をしていた。

宮澤賢治さんの童話に「バナナン大使」というものがある。その教えから、「賢治の学校」発起人の鳥山敏子さんは「賢治の学校」の意義を以下のように書かれている。


この「賢治の学校」は、「あらゆるものとたたかわない」「あらゆるものを敵としない」という精神で貫いている。「たたかう」ことは、繋がりを切ることになっていくからだ。
賢治の作品の中で、「敵にしない」「たたかわない」ことを貫き通している。
(中略)
あらゆる立場、役割を越えて、私たちはつながっていこうではないか。だれかを不幸にして、自分をスカッとさせることは、自分をも不幸にしていくことに気づき合いたいと思う。自分を本当に元気に幸福にしていくことと、地球のためにすることとは一つである。環境運動が人をおとしめ、排除していくものを内包していれば、本物ではないだろう。


誰かのせいにしたり、欠点を述べることはとても簡単。だけど、震災以降、やっぱりもっと大事なことは何かと考えると、戦うことではなく、認め合うこと。話し合うこと。この鳥山さんの文章を読んで、「もののけ姫」のアシタカとエボシ様のことを思い出した。エボシ様は近代人である私たちそのもの。アシタカはエボシ様とたたかわず、’曇りなく眼で見定め’、共に生きる。私は、アシタカの声を聞きながら何と答えることができるか。それは、宮澤賢治さんの物語を読んで、どう生きようと思うか、という答えと重なるはずだ。

天での再会

人は亡くなった後、どこへ行くのか。それは誰も答えることが出来ない。でも、亡くなった人の仕事は、いつまでも私たちの前からなくなることはない。

姫田忠義さんが亡くなったという報せを、亡き友人のパートナーから受け取った。友人のお葬式でご挨拶をしたのが最後になってしまった。アメリカへ持ってきていた、岩波ブックレット「忘れられた日本の文化ー撮りつづけて三〇年」(1991年刊行)を改めて読み返した。宮本常一氏の言葉を引き継ぎ、数名のスタッフと録り続けて記録は、知識ではなく、経験から語られる言葉であり、とても生々しく、心に響いてきた。119本にもなる記録映像は、本当にこれから生きる宝物だと改めて思う。

民俗学者宮本常一氏が亡くなった日に、アチックフォーラム(民映研の映像を見る会)第一回を行い、それから30年以上アチックフォーラムを続けていた。私が参加していたのは、両手の指で数えられる程度だけど、毎回2本鑑賞し、全員が感想を述べ、それに対して、姫田さんは真剣に耳を傾け、応えてくれていた。民映研で働いていた友人を羨ましく想い、話すようになっていた。そんなにすごい昔ではない。「ちひろくん」と呼んでいた姫田さんの声は、まだ、私の耳に残っている。

姫田さんより早くに亡くなった彼女は、今、あの世で姫田さんを笑顔で迎えているのだろうか。事務所で対話していた二人の姿を、そのまま雲の上に描いている。彼女だけでなく、姫田さんが出会った山間地のおじいさん、おばあさん、アイヌの萱野さんとも久しぶりに再会しているのだろうなぁ。


合掌


民映研ホームページ
http://www31.ocn.ne.jp/~minneiken/


以下は、民映研メールマガジンより転送します。
馬喰町スペース吉水での、プレ上映会の続報です。民映研作品の中でも、アイヌ・三面は姫田忠義始め携わった多くの方々の思いと尽力がつまった作品。期せずして追悼上映会とし開催いたします。沢山の方にお出で頂けましたらと存じます。

■■■ 8月27日(火)〜31日(土) ■■■

8/27(火) 『越後奥三面 -山に生かされた日々』19:00〜21:25
8/28(水) 『越後奥三面 -ふるさとは消えたか』19:00〜21:34
8/29(木) 『シシリ ムカのほとりで−アイヌ文化伝承の記録−』19:00〜21:34
8/30(金) 『イヨマンテ -熊おくり』19:00〜20:43
8/31(土) 『越後奥三面 -山に生かされた日々』11:00〜13:25/『越後奥三面 -ふるさとは消えたか』14:30〜17:04

開場:上映時間の30分前
場所:民族文化映像研究所の所在ビル1階“馬喰町スペース吉水”
住所:東京都中央区日本橋馬喰町2-5-12 小沢ビル1F
※作品紹介、料金など詳細は改めてご連絡いたします。
お問合せ:民映研・中川 TEL 03-6661-7161(10時〜18時)minneiken@alpha.ocn.ne.jp